今では殆どのお家がサイディングの外壁になってます。データによると新築の70%以上がサイディング材と言われております。そんなサイディング外壁ですが発売当時は一部で塗装要らずというようなフレコミで販売されていたようで、『なんで塗装が必要なの?確か塗装要らないと聞いていたぞ!』と言われる方もいらっしゃいます。
外壁材にせよ、塗料にせよ一生持つものは今のところありませんし多分将来も出てこないのではないかな?と思います。塗料で言うと今最も耐久性に優れた塗料と言われている『フッ素塗料』ですが、これも発売当時はメンテナンス要らずとの事でした。
でも、今は多くの現場でフッ素は15-20年。しかもフッ素塗料は他樹脂(シリコンやウレタン)との相性が悪く、次回の塗り替えが非常にしにくい塗料とも言われております。別に私はアンチフッ素でも何でもないです。
さて、話を戻してサイディングの塗装ですが申し上げた通り今では塗装するのが常識となっております。一般的にサイディングは新築時には最も耐久性の低い塗料で施工されることが多く(実は新築時に塗装にかけられるコストは全体金額の2%ほど)、5~10年以内で劣化してしまいます。
そこで、最近ではガルバリウム鋼板が非常に耐久性がよく塗り替えも必要がないとの事で塗装をせずに既存の外壁の外側にガルバ鋼板にてもう一枚外壁を作るカバー工法というものもあります。金額も塗装の+50万円位のものが多いです。
確かに、例えば少なくとも塗装スパンが倍に延びればランニングコストは抑える事ができますが注意点もあります。それは通常塗装をされるお家の外壁内部構造は15年~20年経過しているものが多く、湿気を逃がす通気工法が取られているケースが少ないです(現在は殆ど通気工法)。ですので内部に湿気が溜まりやすく、そのままカバーをすると更に湿気がこもりやすくなります。
また、フッ素塗料などの高耐久塗料などでも同じですがでは、屋根はどうするのか?目地はどうするのか?木部はどうするのか?と他の箇所が耐久性が同じようにないと結局のところ同じようにメンテナンス(足場費用など)が必要となります。
個人的には耐久性がむやみやたらに長いモノを進めてくる塗装業者については選ぶ前に再度よく考えてもしくはネット等でも調べてみて(理由は耐久性が高い物=高単価なので価格つり上げのみに特化しているケースもある為、詳しくは外壁塗装で塗る塗料とはどんなものがある?)、しっかりと説明を聞いた上で選択する事をご推奨したいと思います。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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