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塗装の基本の基本の基本
- 2015/6/16
- 塗装工事・価格等について
塗装の基本は、高圧水洗浄→下塗り→中塗り→上塗りとなります。ただこの基本を守らず、例えば高圧洗浄を行わない、下塗りを行わないもしくは中塗りも行わないなどという施工業者さえごく稀ではありますがおります。中にはわざとではなく、本当に知らずに高圧洗浄なんて特に必要ないからやらないという業者さえいます。
この塗装の基本にはそれぞれ意味があるので決められており、実際殆ど全ての塗料メーカーの施工仕様には同様の内容が明記をされています。仮にそれぞれの塗装の基本を無視した行為を行うと以下のような懸念が考えられます。
①高圧洗浄:高圧洗浄は塗り替えまでの約10年の間に屋根もしくは外壁に堆積したゴミを除去して塗料との密着性を高める作業です。当然ゴミが残ったまま施工を行うと下地と塗料の間にゴミが残ったままの状態になりますので、施工後に徐々に剥離し始めます。
②下塗り:下塗りをする意味は下地と塗装との密着性強化と中塗り塗料の下地への吸い込み止めです。これを行わないと下地と中塗りとの密着強度が不十分となり剥離につながる可能性がある事と、中塗り塗料が下地にドンドン吸い込まれて塗料コストが2倍かかる可能性も出てきます。
③中塗り:中塗りと上塗りは基本的には同じ動作の事で、上塗りを2回塗るとも言います。色を綺麗に出すためにはどうしても中塗りと上塗りの2回施工を行う必要があります。そうしなければ下地もしくは旧塗膜の色が透けてしまい綺麗に仕上がらない可能性が高いです。また塗料は元々2回塗りが前提で設計が組まれておりますので、仮に中塗りをせずに上塗りだけとすると塗装の膜厚が不十分となり耐候性も落ちてしまいます。
以上のことから塗装の基本は必ず守る必要があります。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめています。
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