クロスカット試験(碁盤目試験)

折角の塗装をしたあとに塗膜が剥離してしまったりすると大問題です。塗膜が下地から剥離してしまう原因の最も大きな原因は塗膜と下地との密着強度に問題があった場合です。下地(屋根材や外壁材)には様々なものがあり(サイディング・モルタル・ガルバリウム・スレート・セメント・鋼板など)ますので下地によってしっかりとくっつく場合もありますが、塗料の選択を間違えると剥離してしまう事にもなります。塗膜が下地としっかりと密着しているかどうかを見極める為の試験をクロスカット試験もしくは碁盤目試験と言います。

 

1. クロスカット試験(碁盤目試験)方法

読んで字のごとくですが、碁盤目のように塗膜をクロスにカットして試験をするのでこの様な名前になっています。試験方法は簡単で塗料を下地に塗布しよく乾燥させてた後に、塗膜にカッターで2mm間隔に6本線を入れます(11本線をいれる場合もある)。切れ込みを入れた塗膜の上にしっかりとセロテープを張り付け一気にそれを剥がします。すると下地としっかりと密着していない場合は以下の様に塗膜がセロテープによって剥がされ密着している塗膜の部分がマダラになります。

碁盤目試験

 

当然ながら一切の塗膜が剥がれない状態というのが理想となりますが、5%以内程度の剥がれであれば特に問題ありません。それ以上になると数年後に塗膜が剥がれてしまう可能性が出てきますので、選択した塗料を変えるなどが必要となってきます。

 

2. まとめ

一般的に、この下地にはこの塗料を使えば問題無いというのは決められていますが、塗装というのはある意味やっかいで下地の劣化状態によって塗料の密着強度が変わってきます。例えばガルバリウムなどは劣化がそれほどでない場合は油脂分が表面を覆っており塗料が密着しづらい状態にあります。この様な場合には一般的に使用するものより密着強度の高いものを使ったり、脱脂をした上で施工をしたり、もしくは目粗しをした上で施工をしたりするなど色々考える必要があります。その上で、選んだ方法が間違いではないかを確定させる為にクロスカット試験にて密着状態を確認するワケです。

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