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ポリウレタン樹脂塗装とシリコン樹脂塗装の違い
- 2013/2/21
- 塗料(ペンキ)について
塗料の樹脂については一般的に、耐久性が低い方からアクリル樹脂→ポリウレタン樹脂→シリコン樹脂→フッ素樹脂と言われております。この中で最もよく使用されるのは断トツでシリコン塗装です。その次にポリウレタン樹脂となりますが両者の価格の違いは最近ではあまりなくなってきた事もありウレタンも使用率はかなり低くなっています。価格や耐久性以外でも2つの違いを少し見てみたいと思います。
1. シリコン樹脂塗装
シリコン樹脂塗料は外壁塗装の塗り替えで現在最もよく使用されている塗料です。優れた点はその耐久性と価格のバランスと言えます。最も使用されている塗料であるだけにどの塗料メーカーにもラインナップがあり、価格も随分とリーズナブルになりウレタンとあまり変わらなくなってきました。
また塗装で最も大切な耐久性も10年前後あります。ただ、ここで一点ポリウレタン樹脂塗装との比較において注意が必要なのは耐久性の高いウレタン樹脂塗料と耐久性の低いシリコン樹脂塗料だと耐久性は逆転する事もあるという事です。実際1つのメーカーで複数種類のシリコン樹脂塗料がありそれぞれにグレードがあります(外壁塗装で塗る塗料とはどんなものがあるの?)。ですので見積もり時には必ず同じ塗料メーカーのシリコン塗料で比較する事が大切です(粗悪なシリコン塗料もある為)。
また、シリコンはウレタンに比べて塗膜が硬く汚れが付きにくい特性がある為美観においても優位と言えます。
2. ポリウレタン樹脂塗装
ポリウレタン樹脂での塗装の特徴は下地との密着性能が挙げられます。しっかりと下地と結びつくことで剥がれにくく、また少し柔らかい塗料となります。ですので、よく屋上防水などでは密着機能が優先されますのでウレタン防水が使用されます(シリコン防水は無い)。
またシリコン塗料は他塗料との密着性が若干低く塗装後2-3年で新たに塗装をする場合(殆どありませんが、色をどうしても変更したい場合など)は新しく塗る塗装と密着しにくく一度古い塗膜をペーパーなどで故意に傷めてから塗装をする必要があります(これをケレンと言います)がポリウレタン樹脂での塗装は基本的にどの塗料とも相性が良い為しっかりと密着します。
3. まとめ
もちろんどちらにも優劣があり、ポリウレタン樹脂塗装>シリコン樹脂塗装という方もその逆もあります。これは同じウレタンやシリコンでもピンキリでウレタンのピンとシリコンのキリだとウレタン>シリコンとなります。ただ、個人的には経験上明らかにグレードが同じであればシリコン>ウレタンになりますし、おそらくどの塗料メーカーのカタログを見てもシリコンの方が耐久性上優秀であるとなっています。
ただ不思議なことにウレタンを勧める施工業者が必ず未だにいます。勿論、職人というのは塗料に好き嫌いがあるので特に使い慣れているものについては愛着があり勧めるケースもありますが、塗料は日進月歩で改良が続けられています。聞いた事も無いような塗料を勧めるのはやはり怖い部分がありますがしっかりとしたメーカー品の塗料であれば更に長い期間を殆ど変らない価格(10万円程度)でお家を保護できる塗料があればそれを勧めるのが職人としての努めだと思うわけです。
外壁塗装の費用については外壁塗装の価格が各社違うのはなぜ?をご参考下さい。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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