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チョーキングとは塗装のギブアップのサイン
- 2015/6/28
- 塗装工事・価格等について
チョーキングというものをご存知でしょうか?チョークだから黒板に書くあれかと思われた方は中々鋭いです。塗装で言う所のチョーキングとはあの黒板に書くチョークの粉のようなものが塗装の表面から出てくることから起因しています。このような状態の事をチョーキング現象と塗装では呼んでおり、これは塗装からの『もう俺は無理!』というサインとなっています。
1. チョーキングが起きる理由
チョーキングは屋根や外壁に塗ってある塗装から出てきます。塗装はシリコンやウレタンなどの合成樹脂に添加剤と顔料が結合されて形成されていますが、永い間紫外線にされされていると徐々にこの結合が阻害されて分離していき塗装の表面部の顔料が浮き出て触ると手に白い粉が付き、この事をチョーキングと呼んでいます。表面部分の結合が破壊されていくと徐々に塗膜の深層部分にまで破壊が生じていきいずれ塗膜は割れてしまいその防水性や耐久性は失われてしまいます。こうなると塗装としてはその役割である建物の保護を成さなくなりますので『チョーキング=塗装の寿命』という事で、チョーキングが出てきたら塗装をやり直すというのが一般的な寿命の見極め方となっています。
2. まとめ
チョーキングが起きるまでの時間(塗装の寿命)には使用している塗料の樹脂の種類と当る紫外線の量によります。シリコン塗装よりもフッ素塗装の方がチョーキングは起きにくいですし、周りに家が密集していたり屋根の庇が長いく外壁にあまり紫外線が当らない状況でも同じようにチョーキングは起きにくくなります。よくこの製品の寿命は〇年とい言ったりしますが、紫外線量がどれくらい当たるかはその家の立地によりますので、耐久性が10年の塗装であっても15年や20年持つことも多々あります。その塗装の本当の寿命というのはチョーキングで確認するしかないのです。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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