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所謂ピンキリ!塗装のグレード8つ
- 2015/6/15
- 塗料(ペンキ)について
塗装には色々とグレードがありますのでどの塗料にすれば良いかは迷ってしまいます。特に最近ではどこの施工業者でも見積もりを1種類の塗料ではなく3種類~5種類程度の異なったグレードの塗料で見積もり提案をする事が多いですので、それを3社から見積もりをとるとかなり多くの塗料タイプになりますので困惑してしまうかもしれません。その前にどのような種類があるのか少しご紹介をさせて頂きますのでご参考下さい。
1. 色々ある塗装のグレード
塗装のグレードには組み合わせによって様々な種類が出来上がります。例えば一般的に知られているのはアクリル塗料・シリコン塗料などの樹脂のタイプによるるもの、これに機能性が備わった例えば遮熱タイプ・防水タイプ・防カビタイプ・光触媒・無機塗料などがあります。全ての塗料メーカーのグレードを比較する事は難しいですので実際弊社でもさせて頂いている塗装のグレードでご紹介させて頂きます。塗料の種類については『いろいろあるペイントの種類』をご参照ください。
1. アクリル塗装
最も耐久性が低く約5年となります。15年位前には住宅の塗り替えでも仕様としてありましたが最近では殆ど使用する事は無くなっています。その理由はやはり耐久性の低さにあります。最もグレードの低い塗装パターンとなります。
2. ウレタン塗装
ウレタン塗装は現在でも複数の見積もり提案を出すような施工業者であれば最も低い塗装のグレードとして提案する事はありますが、実際にウレタンでの塗装をする事はありません。施主さん側としてもやはり耐久性を重視される傾向があるので10年に満たないウレタン塗装はあまり魅力的ではないと判断される事が多いです。
3. 水性シリコン塗装
現在の住宅塗り替え市場で最も標準的な塗装のグレードとなります。耐久性は約10~12年程度(各塗料メーカーの製品によります)。このシリコンについては非常に多くの種類の製品が出ていますので必ず見積もりには入ってくる塗装仕様です。
4. 弱溶剤シリコン塗装
水性シリコン塗装に比べて若干弱溶剤の方が耐久性が高いものが多いです。特に光沢については水性塗料と比べて持続性が長いです。塗料金額としても大きな違いはないものの水性塗装のワンランク高いグレードと言えます。
5. 遮熱シリコン塗装
上述した塗装のグレードについては全て『塗るだけの塗装』でありましたがこれは+遮熱の機能がついた塗装となります。遮熱塗料はここ10年で非常に一般的に使用される塗料となり、塗り替えでも殆どの場合が遮熱有りの塗装を選ばれるケースが多いです。出た当初はやはりノーマルのシリコンと比べると若干高めではありましたが現在では大きな金額差もない為、どうせ塗るなら遮熱の機能もと選ばれるようになりました。
6. アステック防水塗装
アステックペイントジャパンの塗料であるピュアアクリル塗料は耐久性と伸縮性に優れており、ひびが発生しやすい住宅の塗り替えには高い評価があります。塗料としての耐久性も15年程度ありシリコンのワンランク上のグレードの塗装となります。アステックを含めた特殊塗料については『超耐候性塗料や遮熱塗料の機能性塗料』をご参照下さい。
6. フッ素塗装
フッ素塗装は現在使用されている合成樹脂で最も耐久性の高いものになります。耐久性は約15年となり上記アステックと同6位となります。アステックは防水系塗料で弾性力が強い為外壁には高い効果がありますが屋根には使用できませんので屋根に塗装する場合などはフッ素がおススメです。日本ペイのとの4Fなどは業界でも非常に有名です。
同じく同6位の塗装グレードには日本で最も有名な断熱塗料のガイナです。ガイナはJAXAの宇宙開発技術を塗料に応用して高い断熱効果を持った塗料になります。屋根・外壁どちらにも施工が可能になります。一般的な塗料と比べて塗装の膜厚があり冬場には室内から室外への熱逃げを抑制する働きがある塗料です。
7. 遮熱性フッ素
フッ素塗料に遮熱性を持たせた塗料になります。通常は塗装の見積もりを受ける場合この遮熱フッ素や6のガイナやアステックというのが最もグレードの高い塗装となります。ただ、単価的に高くなりますのでよく選ばれるグレードとは言えないです。これらとは別に更に特徴ある最上級のグレードとして以下があります。
8. 光触媒塗装
光触媒と言えばTOTOハイドロテクトというくらい非常に有名な塗料になります。恐らく塗装関係者で知らない人は居ないのではないでしょうか。耐久性はフッ素と同等約15年となり、それだけは無くこの塗料特別な機能としてセルフクリーニング効果があります。つまり、塗料が勝手に汚れを落としてくれるというものです。汚れがついて欲しくない白色の外壁やメンテナンスが難しいビルの外壁などにもよく使用されております。最高級グレードの塗装ですが、高価である事から住宅塗装としてはあまり一般的とは言えません。
8. 無機塗装
ここ5年ほど前から出てくるようになったのが無機塗装です。ガラスなどの無機質のものをベースにして塗料化したのが無機塗装となります。光触媒と同じく最高級グレードの塗装となります。無機物は紫外線で劣化する事もないのでとにかく耐久性が非常に高いというのが最大の特徴です。ただ、塗料化するには有機物と混合する事が必要となりますので完全無機ではなく正しくは無機ハイブリッド塗装というのが正解と言えます。サイディング向けに透明の無機塗装なども出ていますので、色つけの塗装でサイディングの柄を消してしまうことなく柄を活かしたままの塗装ができるのでよく利用されています。
2. まとめ
塗装のグレードでは以上の様なパターンが多いかと思います。樹脂+機能との組み合わせで、その中でも最もポピュラーな機能として遮熱との組み合わせというのが多くなっています。金額はグレードが変わるごとに大体10~20万円ほどの開きがありますのでよく見比べてどの塗料を選ぶのが我が家に最も適しておりリーズナブルなのかを見極めてみて下さい。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめています。
◆大阪市・富田林市・狭山市・河内長野市・八尾市・羽曳野市・松原市・東大阪市・藤井寺市・柏原市・堺市、そん他の大阪での外壁塗装なら是非すずらんペイントも他社様とお比べください。
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