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耐候性塗料とは
- 2015/4/24
- 塗料(ペンキ)について
屋根や外壁で使用する塗料についてはよく『耐候性塗料』という言い方がされます。耐候性塗料とは、『候』とあるように外においていた場合の天候等による外的要因に対する耐久性がある塗料の事を言います。また、その中でも紫外線・赤外線・雨などの要因に対して特に耐久性が高い塗料を、『高耐候性塗料』という言い方をします。
1. 促進耐候性試験による耐候性塗料の判定
塗料の耐候性を測る上で最も一般的な試験となります。この試験は、耐候性試験器と呼ばれる装置内に板に塗った塗料を置き、紫外線や水を定期的に照射・噴霧する事で、擬似的な外部環境を作り出し実際にその塗料がどれくらいの耐候性があるかを測定するものです。塗料の耐候性の判断はこの促進耐候性試験が基準となっています。
塗料にとって最も大切なのはいかに、紫外線や雨水からお家を守るかという事になりますので、紫外線や雨を受けてもできるだけ長い期間、チョーキングが出現しない事が耐候性が高いと認識されます。
因みにチョーキングとは塗料の劣化状態を表すもので、塗料に含まれる樹脂と顔料が分離した状態にある事を言います。お家の外壁など劣化した状態の塗装に触ると手に白い粉が付く場合がありますが、あれをチョーキングと呼び塗料の劣化サインとなります。
2. 高耐候性塗料とは
耐候性塗料とは要するに『天候にもある程度もつ塗料』という事ですが、具体的にどれくらいで耐候性塗料というのはありません。ただ、一般的に現在よく使用されているシリコン塗料は、耐候性塗料とされており先述した促進耐候性試験の試験結果において、2000時間前後のものが多く(試験2000時間迄はチョーキングが発生しなかった)なっています。
その為、促進耐候性試験で3000時間以上のものを一般的に高耐候性塗料と呼ばれる事が多いです。これは樹脂でいうとフッ素樹脂系塗料や無機塗料とよばれる塗料で、特殊塗料という呼ばれ方もします。
3. まとめ
塗料の耐候性は促進耐候性試験の時間で測るのが基準です。基本的に全ての塗料は試験をしており、それを基にして各塗料メーカーは『この塗料の耐候性は〇年』という言い方をします(樹脂ごとの塗料の寿命については外壁塗装の耐用年数について)。塗料のカタログなどの製品案内をみれば大体試験結果〇時間と明記されております。むしろこの表記が無い場合はどのようにしてその塗料の耐候性(要は何年持つのか?)を明言しているのか非常に曖昧といえます。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参考下さい。きっとお役に立つ情報がある。はず。
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