大阪の外壁塗装の実績多数ございます

外壁塗装を行った際にあるトラブルの一つとして塗装色の違いがあります。塗装は一般的な塗料であれば大体1000色から選ぶことができます。折角苦心して何度も色を確認してもどうしても実際に塗った色と塗る前の色見本での色とでは差が発生する事があります。これは人間の目で見る限り光の強弱で色の認識がずれてしまうので避けられない事でもあるのですが、なんとか少なくとも希望通りの塗装色に近づける為のコツをご紹介します。

 

1.　大きめのサイズの塗り板で見る

通常、外壁のような大きなものを見た場合と色見本のような小さなもの（2ｃｍｘ3ｃｍ程度）で見た場合では大きなもので見た方が光を受ける量が多い為、色見本で選んだ色を実際に塗装した外壁の塗装色を比べるとどうしても塗装した後の色の方が明るく見えます。実際には塗料の色は機械で色相・明度・彩度を確認して製造されますので、機械上でいうとどちらも全く同じものとなるのですが、当る光の量や何の光の下で見るか（例：蛍光灯で照らす場合と太陽光下で照らす場合等）などでも人間の目で見る色は大きく異なります。

そこで対策としては、まず色を選ぶ時は色見本帳を実際に塗装を行う状況と同じ室外で見た方が色は近くなります。また、大きさによっても異なりますのででいるだけ大きな色見本を作成してもらうのも良いでしょう。全ての塗装屋さんとは言えませんが、大抵の塗装店はＡ4サイズ位の色見本帳は言えば作ってもらえます（実際は塗装店から塗料メーカーに頼んで作ってもらう）。

 

2.　ワンランク暗めを選ぶ

ある程度の大きさの色見本で見てもやはり外壁の大きさと比べるとまだかなりの差があります。大きな壁に塗ると明るく見えますので、希望の外壁塗装色を選ぶ際にはワンランク暗めの色を選ぶ事をお勧めします。そうすれば大きな外壁面に塗装した時には選んだ色よりも少し明るく見えるので大体希望の色に近づきます。先ほど申し上げたように塗装の色は1000色位まで対応が可能ですので、例えば人間の目でみれば全て赤というものも数十種類ありますので、そこからワンランク暗い色を選んだとしてもビックリするほど大きな差にはならず若干黒みかかるという程度です。

 

3.　対応できる塗装色を確認しておく

基本的には大体どこの塗料メーカーの商品でも1000色程度まで対応できますので殆どの場合希望の塗装色を選ぶ事ができます。但し、一部例外として最近多い遮熱塗料などの特殊塗料については色が制限されているケースがあります（遮熱塗料の色については『遮熱ガイナと日本ペイントサーモアイの色』をご参照ください）。これは遮熱の効果を出すために顔料に特殊な遮熱性のあるものを使用するため色の種類が限られます。大抵遮熱塗料の場合は対応色が数十色（30～40色程度）になりますので、事前に何色対応できるのか確認しておきましょう。折角遮熱塗料で決めても最終的に希望する色で施工ができないケースもあります。

あと、余談ですが遮熱塗料でなんとか希望の色に近づける様に塗装店に言うとある程度対応してくれる業者も中にはいますが、これは絶対に避けられた方が良いです。塗装店としては良かれと思ってやっているかと思うのですが、遮熱塗装で基準色に無い色に合わせようとすると遮熱顔料ではなく一般顔料を使用する必要がでてきますので、折角遮熱塗料を選んでも遮熱の効果が大幅に低下する可能性があります。

 

 

4.　まとめ

以上の事をやってもそれでも、何か思った塗装色が違うとなるケースもあります。こういった場合はウチでもやっておりますが、一度壁に１～2㎡程度塗ってみます。それをお客さんに確認してもらって問題無ければ塗っていきます。逆にもう少し濃く・薄くという事であればその場で調整し、希望の塗装色に近づけます（通常どの業者でも顔料を持っているのでその場で色の調整を行う事は可能です）。一つ問題なのはカラーシミュレーションというものですが、あればあくまで印刷したものの色で確認しますので、外壁塗装を行った時とのギャップがより強くなるので注意が必要です（事前に現場で色の調整がしてもらえるか聞いておいた方が無難です）。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参考下さい。きっとお役に立つ情報がある。はず。

 

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