シーリング(コーキング)は増し打ちか、打ち替えか?

コーキング0717

シーリング(コーキング)については既存の劣化したコーキングを全て撤去してやり直すのが良いのか(打ち替え)、もしくは既存の傷んだコーキングの上から新たにコーキングを充填するのが良いのか(増し打ち)は業者次第もしくは予算次第といったところも大きいのですが、実際は塗装をする頃には10年前後経過していますのでコーキングは相当劣化している場合が多く、増し打ちは難しく全撤去の打ち替えのみの対応となる場合が多いです。

ただ、一部の業者はコーキングを増し打ちで済ます事でコストを抑えて見積もりを安く見せる業者がいるので注意が必要です。当たり前ですが打ち替えが必要なのに増し打ちで済ますという事はコーキングの耐久性が著しく落ちてしまいますので折角の塗装が台無しです。でも増し打ちや打ち替えについて知っている施主さんというのは少ないという事に付け込んで見積もり操作の手立てとするケースがありますので、他の相見積もり業者ともよく比較してみましょう!

サイディングには必ずコーキングがあり、お家を守る役割としても非常に大きいので以下で少しご紹介させて頂きます。また、コーキングの打ち替え後には施工上の注意を怠るとブリードが発生する場合がありますので(ブリードについては『目地が真っ黒にするブリード現象とは』をご参照ください)施工前に注意点をご確認下さい。

 

1. シーリング(コーキング)の役割

まず、シーリングとコーキングを並列に書いておりますが、厳密に言うと別物(シーリングという呼び方が正しいとされています)ですが、外壁塗装業者においては全国的にどちらの呼び方も同じ意味で使用されています。工事内容についても、これがコーキングでこれがシーリングとはっきりと認識されていないのでどちらも同じ事と考えて頂いて間違いありません(現在若い世代ではシーリングの方が呼び方が一般化されつつある)。

 

1-1. ボードの割れ及び雨漏りを防ぐ

コーキングはサイディングやALCパネルなどの板が太陽熱により昼は膨張、夜は収縮をしますのでその動きに対応する為に外壁の緩衝材の役割をし、外壁材の割れを起こしにくくします。また、ボードとボードの隙間に埋める事でそこからの内部への雨水の侵入を防ぐ働きがありますのでコーキングは膨張収縮に対応できるやわらかい素材である事が絶対条件となります。

 

1-2. コーキングの劣化

コーキングも塗装と同じく劣化します。しかもその耐久性は一般的によく使用されるシリコン塗料の耐用年数(約10年)よりも短い(約7~10年)ものが多いです。またコーキングは劣化すると固くなりボードの動きについていけず、コーキング自体にヒビが入り最終的には破断します。そうなるとそこからの水の侵入にもつながりますので補修が必要となります。

 

2. シーリング(コーキング)の打ち替え

コーキングも劣化すると補修する必要が出てきますが、補修方法としては2パターンあります。1つは打ち替え、もう一つは増し打ちと呼ばれる方法です。まず打ち替えですが読んで字のごとく旧コーキングを全て撤去して新しいものに打ち替えます。コーキングは下地としっかりと密着していますので非常に撤去するのには手間がかかりますので打ち替えの場合はある程度費用も掛かってきます。因みに下図の様に、コーキングの裏面にはバックアップ材(赤色部分)がありその上にコーキングを載せます。こうする事でコーキングがより大きな外壁の動きに対応できるようになります。

 

-01打ち替え

 

3. シーリング(コーキング)の増し打ち

次に増し打ちですが、増し打ちは既存のコーキングを撤去せずにそのまま残して、その上から新しいコーキングを被せて補修する方法です。増し打ちだと既存コーキングの撤去作業が無い分施工が速くなります。それならば当然増し打ちの方が良いかと思いますがデメリットもあります。

 

増し打ち

 

3-1. 増し打ちができる条件

増し打ちは費用が抑えられるのでそれに越したことはないのですが、①②を満たすことが必要です。

①既存のコーキングがあまり劣化していない

⇒塗装でコーキングが被覆されていたりコーキングカバーが取り付けられていた等でコーキングの劣化があまり進行しておらず亀裂も殆ど見られない状態である事が必要です。

②サイディングボードの厚みが最低でも15mm以上

⇒サイディングボードの厚みは現在14mm以上となっていますが平成20年以前のものだと12mm以下が殆どだと思います。なぜ15mm以上必要かと言うとコーキングメーカーが推奨しているコーキングの厚みは10mmとなっています。12mm以上の厚みがあれば10mmだとお釣りがくると思われがちですが実際はサイディングの厚みが12mmであれば凹み部分(目地)の深さはバックアップ材の厚みも入れると7mm程度しかありませんので推奨の厚みである10mmより少なくなってしまいます。

劣化したコーキングは厚みが少なくなっておりますので3-5mmになっており、その上から増し打ちすると新しいシーリングの厚みは2mm(7mm(府深さ)-5mm(旧コーキング))しかなくこれでは耐久性が心配です。少なくとも旧コーキングと新コーキングの厚みを合わせて10mm以上確保するには15mm以上の厚みのあるサイディングが必要となります(15mm=5mm(バックアップ等厚み)+5mm(旧コーキング)+5mm(新コーキング))。

 

4. まとめ

以上の結果からシーリング(コーキング)の増し打ちができないとは言いませんが、やはり極力打ち替えが良いと言えます(実際サイディングメーカーも基本的に打ち替えを推奨しています)。特に注意をしたいのは十分コーキングが傷んでいるのに『そんなに傷んでいないので増し打ちで可能です』や説明もなく打ち直しでなく増し打ちを選択し、10万円程安く見積もってウチの方が安い!という様な業者です。これでは折角塗装をしたのに以前よりコーキングの劣化が早くなったという結果にもなりかねません。見積もりの時には特にサイディングのお家はコーキングを打ち替えなのか増し打ちなのかどちらで見積もりされているかも確認し、1社だけが増し打ちを推奨しているようであればそれは避けるべきだと思います。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参考下さい。

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