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モルタル外壁とサイディング外壁のメリット・デメリット
- 2013/2/21
- 屋根・外壁(素材種類・色)について
外壁材で非常によく使用されるモルタル外壁とサイディング外壁ですが、現在の主流はサイディング外壁になるかと思います。新築においては現在は約70%近くがサイディング外壁となるほど人気な外壁材となっています。では、モルタルはダメでサイディングが良いのか?というとそんな事はありません。それぞれメリットデメリットについてみていきたいと思います。
1. モルタル外壁
モルタルはセメントに砂を混ぜたもの(因みにセメントに砂利を混ぜたものがコンクリート)です。モルタルだけだとどうしても無機質(右図)になりがちなので、その上から塗装を吹き付けたり、ローラーで転がしたりして模様や色つけを行います。
1-1. モルタル外壁のメリット
①デザインに自由度がある:
モルタル外壁は画用紙みたいな感じでしょうか?勿論そのままでも外壁となりますが味気ないですので、そこにタイルを張り付けたり、左官でオリジナルの模様を付けてみたりオリジナルのアイデアでデザインを自由に作りあげる事ができるのが特徴です。
②クラックなどが入っても手直しがきく:
クラックが入り易い素材ではありますが、カットをしてコーキングを注入して表面をモルタル等で補修すればクラックはまったく分からなくなりますがサイディングには柄があるので割れてしまうと補修はできず張り替えが必要になります。
1-2. モルタル外壁のデメリット
①ひびが入りやすい:
小さなクラックであれば雨漏りに直結することは殆どありませんが、ある程度の幅のクラックになると漏水につながる場合もあるので手直しは必要
2. サイディング外壁
サイディングは現在主流の外壁材で、デザイン性も豊富かつ施工性も良く、価格も比較的安価で耐久性も高い製品も出てきました。但し、デザインが多いだけに割れやソリになりサイディングボードを1枚交換する必要があっても既にそのデザインが廃版となっているケースもあります。そうなる前(反り・割れ)に塗装などのメンテナンスを行い防水性を高めておく必要がある。サイディングの塗り替えについてはサイディングの塗り替えスパンは?を参考にしてみて下さい。
2-1. サイディング外壁のメリット
①多種多様なデザインがある:
サイディングは非常に多くのデザインがあり、好みの外壁を選びやすいのが特徴です。最近のものはサイディング厚みもあり耐久性もあがりましたので以前の様に反りなども起こり難くなっています。
2-2. サイディング外壁のデメリット
①オリジナリティが出しにくい:
デザインは豊富ですが外壁の一部だけタイルを貼ったり柄を付けたりする事は出来ない為、オリジナル感というのは出しにくいです。
②コーキングが傷みやすい:
サイディングには目地がありますのでコーキングを埋めます。ただ、コーキングは寿命が7-8年のものが多く、塗り替え周期が早くなりがちです。
③補修がしづらい:
サイディングの割れや反りで1枚だけサイディングの差し替えが必要となった場合、デザインが廃版となっていると異なるデザインのサイディングボードで対処する必要がある。⇒反りについては反りのあるサイディングは外壁塗装ができる?できない?をご参考下さい。
3. まとめ
サイディングとモルタルの価格はあまり大きく変わりませんし最近ではコーキングも耐久性の長い(10年以上)ものが出てきましたので塗り替え周期もあまり変わりません。どちらを選ぶのかはデザインの好き・嫌いという部分が大きいかと思います。洋風にはどちらもイケますが和風には恐らくモルタルとなるかと思います。ただ塗り替えの費用だけの観点からいうとサイディングの場合はコーキングには良いものを使った方が良いです。でないとメンテナンス費がかかります。理由は一般的なコーキングは約8年、塗装は10~12年となりますのでコーキングが先に傷んでしまうと足場費用がかかるからです。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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