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どっちがお好み?油性塗料と水性塗料の違い
- 2015/6/1
- 塗料(ペンキ)について
- 価格, 保証, 塗料
塗料には油性塗料と水性塗料がありますが両者の違いにつてすこしご説明します。以前は圧倒的に住宅に使用される塗料では油性塗料が多かったですが、現在は逆転し戸建ての塗装の多くは水性塗料が使われる事が多くなりました。水性塗料が使用される頻度が多くなった理由としては、以前は圧倒的に油性塗料の方が耐久性やツヤの保持が良かったのですが、塗料の技術革新により、水性塗料の耐久性もそん色なくなってきているからだと考えられます。
1. 油性塗料と水性塗料の違い(メリット・デメリット)
【水性塗料のメリット】
①塗料の価格が比較的安い
⇒価格の違いはそこまで大きくはないが、同じグレードの油性塗料と水性塗料であれば1.2倍程違います。水性塗料を1とすると油性塗料は大体1.2程度の価格になる場合が多い。
②臭気が少なく特に戸建ての塗り替えの際は近隣へ迷惑がかからない
⇒水性塗料でも種類によっては作業中には若干の臭いがするものもありますが、油性塗料と違い鼻に突くような臭いはしない。
③一液性が多く、稀釈も水の為塗り手間が少なく塗りやすい
⇒油性塗料は多くが2液性の塗料であるので、1液を計量してそれに見合う分量をもう1液と混ぜて撹拌する必要があるが水性塗料は油性塗料と違い殆どが1液性となっており計量する必要が無くそのまま塗る事ができる物が多い。
①鉄部の施工がしづらい
⇒水性塗料でも鉄部用の塗料もあるが、錆びの発生の可能性を考えると油性塗料の方が安心して使用ができる。水性塗料は当然ながら多量の水を含んでおりますし希釈も水で行う為、錆びの発生要因が水と酸素である事を考えると水性塗料ではなく油性塗料を優先するケースが多いい。
【油性塗料のメリット】
①耐久性能が高い
⇒水性塗料の耐久性も非常に高くなったが、やはり同じグレードであれば油性塗料に分がある。実際多くの大阪にある塗装店は外壁塗装には水性塗料を使用するが屋根塗装には油性塗料を使用するというケースが多い。特にツヤに関しては油性塗料と水性塗料の違いが大きい部分であり、油性塗料と比べて水性塗料は明らかにツヤが落ちやすい。
②シンナーでの稀釈となるので低温下でも乾燥しやすい
⇒水性塗料は当然ながら大量の水を含んでいるので、塗膜を形成させる為には水を塗膜から蒸発させ造膜させる必要があります。その為、ある程度の外気温がないと施工が難しく冬場は乾燥しずらく施工期間が少し長くなる事が多い。一方で油性塗料についてはシンナーベースになるので低温下でも揮発するので施工・造膜が早い。
①施工中の臭いが強い為、近隣住民のクレームになる可能性がある
⇒油性塗料にも強溶剤系塗料と弱溶剤系塗料があり、後者であれば油性塗料ではあるが臭い。ただ、やはり臭いに敏感な方には影響がありえるので、事前に十分に説明する必要がある。尚、施工中は臭いがするが施工後には溶剤は全て揮発する為、臭いは殆ど残らない。
2. まとめ
油性塗料と水性塗料どちらも一長一短がある為、一方的にどちらが良いとは言えないが、水性塗料と油性の違いで最も大きなものとして臭いがある為、一般的にはお家の塗り替えに関しては臭いの配慮を第一に考える事から水性塗料を使用する事が多い、一方で工場や倉庫には金属部分が多いのでできるだけ水を含んでいる水性塗料は避けて油性塗料が使用されるケースが多い。
あと、一点水性塗料と油性塗料についての補足としてシンナー系の塗料を油性塗料、水ベースの塗料を水性塗料とも言いますが厳密には油性塗料とはボイル油や乾性油を主成分とする調合ペイントや錆び止めペイントの事を言い、シンナー系の塗料は油性塗料ではなく溶剤系塗料と言います。一般的にお家の屋根・外壁塗装で使用される溶剤系塗料と水性系塗料の事を合成樹脂塗料と言います。塗料については塗料の基礎知識にてまとめていますのでご参照ください。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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