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住宅塗装ではNO!スプレーの塗装はデメリットが一杯
- 2015/7/4
- 塗装工事・価格等について
塗装を行う時のイメージとしてはローラーでの塗装が思い浮かぶかと思いますがスプレーの機械で塗装する場合もあります。ただ、スプレーを使う場合は注意が必要で、特に住宅塗装においてはクレームになる可能性がドーンと高まりますのでやめた方が賢明です。
1. スプレーで塗装するメリット・デメリット
≪メリット≫
スプレーで塗装する場合は塗料缶にホースをつないで先っぽのガンから塗料を吸い上げてキンチョールなどと同じ様に霧状にしてスプレーで塗装をするというやり方です。このやり方の最大のメリットは何と言っても早いという事です。ですので工場などで数千~数万㎡ある場合などにはほぼ間違いなくスプレーで塗装をします。また、均一に機械で塗料を吹き出すわけですので非常に仕上がりが滑らかで表面がツルツルで綺麗に仕上がります。
≪デメリット≫
一方でスプレーでの塗装のデメリットは何と言っても他人に迷惑をかける可能性が格段に高まるという事です。キンチョールなどは色がついておらず周りに飛び散っても目には見えませんが塗料には色が付いていますので隣りの外壁や車についてしまうとスグにわかります。そうならないようにしっかりと養生といって塗料の飛びちりなどを抑える事はするのですが、風が吹こうものならドンドン塗料は飛び散っていきます。
また、当然ながら飛び散った塗料は外壁に付着していませんので外壁に付着すべき塗料が少なくなっていますので耐久性が少なからず落ちてしまいます。それを考慮して事前に飛び散り分も塗料を多く準備していれば良いのですが、これはつまり塗料代が多くかかるという事にもなります。
2. まとめ
メリットにある施工の速さと仕上がりの綺麗さについては一見良さそうに思うのですが、施主さん側からするとそのメリットは殆どありません。というのも施工が早く仕上がったからと言ってもその分施工代が安くなるという事はありません。というのも工場の様に広い面積であればかなりの面積を一人で塗れれば人件費を抑える事で施工金額も抑える事が可能ですが、家の場合ですとローラーで塗ろうがスプレーで塗装しようが大きな差は生じません。また、施工の仕上がりについても工場の金属やスレートの屋根であれば非常に表面がフラットなので仕上がりが平滑であるとその綺麗さも際立ちますが、家の屋根や外壁には基本的に凹凸がありますのでそれほどローラーとスプレーの塗装での違いというのは分かりません(職人でも近くでしっかりと見ないと分からないレベルです)。
よって住宅塗装においてはスプレーでの塗装はデメリットが大きい為、もし万一その様な業者があった場合はローラーでの希望を伝える事をお勧めします。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参考下さい。きっと少しは役に立つ・・・はず。
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