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劣化するとスカスカに!セメント瓦の塗装の必要性
- 2015/7/14
- 屋根・外壁(素材種類・色)について
セメント瓦にも塗装が必要なのですがこれがあまり知られていません。というのもセメント瓦はパッと見た感じは和瓦そっくりなので塗装が要らないと判断されてしまっている場合があります。セメント瓦と和瓦は非常にその外観は似ているので間違えやすいのですがメンテナンスに関しては全く異なりますので注意が必要です。
1. セメント瓦
セメント瓦というのは名前の通りセメントで出来ています(実際にはセメントに砂を混ぜたモルタルになりますが)。屋根や外壁の素材についてはコロニアル、サイディング、モニエル瓦、モルタル外壁、と殆どがセメントベースとなっています。セメントというのは石灰岩を焼いて紛体としてもので水と合わせると反応硬化するものの事をいいます。結合しているわけですから長期間紫外線などを受けると石灰岩は劣化し流れ出てしまいます。石灰岩が流れ出てしまったセメントはスカスカになってしまい強度が著しく落ちる為、割れやすくなります。
これを防ぐ為にセメント瓦には塗装がしてあります。但し、塗料も同じく樹脂の結合であるが故に紫外線によりその結合が破壊され徐々に劣化していきます。樹脂によりその結合力には違いがあり最も高いフッ素塗装で大体15年程度となりますのでその周期で塗り替えが必要という事になります。
2. 和瓦やタイル
因みに塗装をしないままですとセメント瓦の耐久性は大体20年程度と言われておりますので葺き替えが必要という事になります。『ウチの家は瓦なのにひどく劣化しているな~』と思われたらセメント瓦である可能性が高いです。見た目は似ているのですが和瓦は土を焼いた土器ですので50年以上持つと言われています。外壁で使用されるタイルも同じでこれらは塗装が必要ありません。
だったら和瓦やタイルの方がメンテナンスフリーで初期投資はかかるけど結局得だと思われるかもしれませんが、瓦であれば漆喰のリフォームやタイルであれば割れや剥がれというのもありますので全くメンテナンスが要らないという事はありません。
3. まとめ
セメント瓦は最近では軽量のものも出てきておりますが、基本的に塗装が必要で重く且つ耐久性も特別高いものでは無い事から最近では殆ど使用される事は無くなってきています。塗り替えをしていても多くは軽量で安価なカラーベストコロニアルが圧倒的に多くなっています。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参考下さい。きっと少しは役に立つ・・・はず。
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