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断熱塗料の価格
- 2018/1/11
- 塗料(ペンキ)について
断熱塗料にも幾つか種類がありますが最も業界で有名で断熱塗料としては断トツで一般住宅に使用されているのがガイナ塗料です。その設計価格はおおよそ3,800円/平米位となっています。最もよく使用される普通のシリコン塗料がおおよそ2,000円程度ですのでほぼ2倍程度の価格になります。
1. 断熱塗料の価格はお得か!?
断熱塗料や遮熱塗料は確かに普通のシリコン塗料と比べると施工した表面は幾分低温になります。数値に関しては色や塗料によって多少差があるもののでおおよそ10~15度程度は低くなるというのが実感です。ただ、塗料の表面が冷たくなってもハッキリ言ってなんの意味もありません。あくまで室内空間がどれくらい変わったかによって空調代に影響し断熱塗料の価格のお得度がわかります。
家の形状や窓大きさ、断熱材の有無によりその数値も多少かわると思いますが、一般的な普通のお家であれば経験上だけで申し上げますが約1度程度だと思います。
これは考えてみるとあたり前で、どんな家でも窓がありますしそこからの熱の侵入はとても大きいです。また現在どんなお家でも大抵は断熱材が敷き詰められておりその厚みは10cm程もあります。一方で断熱塗料は一般塗料と比べて厚みがあるとは言え約1mm程度です。その差は100倍!それでお家の中を涼しくさせるほど大きな断熱効果を出すのは流石に無理です。
2. 断熱塗料の価格で得するには50年かかる!?
ここで計算をしてみたいと思います。まずは断熱塗料と一般塗料での価格差を出してみます。
断熱塗料:3800円x120平米(一般的な屋根サイズ120平米とします)=456,000円
一般塗料:2000円x120平米(同上)=240,000円
差額:216,000円
次に断熱塗料で施工した場合に室内で1度の差が出せたとして夏は今までよりも1度涼しく、冬は1度暖かくなったとしエアコンは夏7-10月、冬12-3月まで年間8か月使用したとします。エアコンの電気代については平均的な金額で月5,000円とすると。
月5000円x8か月=4万円
エアコンは1度設定を変えると約10%省エネになると言われていますので
4万円x10%=年間4,000円の電気代がお得になる
2. まとめ
私も断熱塗料塗料を施工しますし効果がある事も十分理解していますが電気代だけでいうお得感というと約50年かかる計算になります。仮に2度の温度差が出たとしても約25年かかります。因みに塗装の塗り替えスパン(塗料の寿命)は約15~20年となっていますので断熱塗料や遮熱塗料は電気代でお得という事もサブ的要因ではありますが、あくまでエコが観点となります。
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