塗装の厚み=コピー用紙=髪の毛

当たり前ではありますが塗装にも厚みがあります。その厚みは当然ながら非常に薄いものになりますがどれくらいでしょうか?コピー用紙や髪の毛が大体0.1mm程度(100ミクロン(μ))となりますので大よそ上塗り塗料(2回塗り)は同じ位になります。因みにに下塗り塗料は基本的には1回塗りですのでもっと薄く30ミクロン程度になります。

 

1. 塗装の厚みの測り方塗装の厚み

通常屋根塗装や外壁塗装を行う際には塗料には基準塗布量というものが定められております。例えば【容量16kg:0.15~0.18kg/㎡/回】というような具合です。この意味は1缶16kg入っているので1回につき1㎡当り0.15~0.18kgを塗るという事です。この通り行えば塗膜の厚みが出てくるのですが実際には住宅塗装においては劣化状況によって下地の吸い込み具合が違う為、劣化が激しいと塗料はドンドン下地に吸い込まれますし、逆であれば塗料が垂れる事もありますので塗装の厚みについては幾分幅がありますので余り塗料メーカーとしても膜厚が何ミクロンと規定する事は非常に少なくなっています(右図では下段の特殊アクリルの塗料のみ最右欄に膜厚が明記されております。それぞれ上から80及び150ミクロン)。

ただ、金属の屋根などが多い工場などの大型物件や工業物件(船舶・自動車)などでは施工後にはしっかりと塗膜の厚み検査が行われるケースが多いです。この際使われるのが膜厚計(上図)です。膜厚計は塗膜の上からセンサーを当てるとその塗装の厚みがどれくらいあるかを計ってくれる試験機ですが、下地からの跳ね返りを読み取って間の塗膜幅がどれくらいあるのかを計算しますので、下地からの跳ね返りが望める金属下地でしか正確な数値を測ることは困難です。

 

2. 塗装の厚みと耐久性

塗装の耐久性というのは当然ながら基準の膜厚があればこそということになります。塗装というのは上塗りは通常2回塗りとなっていますのでそれを1回で済ますという事は膜厚は半分しかないという事になりますので耐久性は落ちます。これは考えるまでもありません、では基準塗膜以上に塗ると耐久性が10年のものが20年になるかというと特に変わりません。正確には防水性などの塗装機能は増しますが、美観性については変わらないというのが正しいかと思います。

塗膜というのは表面に紫外線・水などを受けることで徐々に劣化していきます(塗膜の耐久性については『外壁塗装の塗り替え時期』をご参照ください)。次第に塗装の樹脂と顔料が分離を初める事で色が褪せてきたり塗膜に細かな亀裂が入り防水性及び美観性が損なわれます。これが塗装の厚みが通常の2倍ある場合は同じく外面近くの塗膜は劣化し色褪せ、ひびも入りますが内側の塗膜は未だ健康な状態であると言えます。つまり内部では水を防ぐ防水性はありますが外面では美観性は損なわれ色褪せた状態になっています。

 

3. まとめ

手抜き工事といわれるような業者は上塗り2回を1回しか施工しないというような場合もあります。述べたように塗装の厚みと耐久性はイコールの関係がありますので使った塗料缶などを置いといてもらうなどすると良いでしょう。15年持つと言っていたのに7-8年でチョーキングが起こったなどとならないように注意が必要です。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。

 

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