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水性塗料と樹脂
- 2015/6/16
- 塗料(ペンキ)について
水性塗料は樹脂が水の中で分散された状態であるエマルションに顔料・水・添加物で構成されたものを言います。樹脂は油ですので通常水には溶けませんが乳化剤(界面活性剤)を利用する事で水の中に細かな細かく分散させることができます。
水性塗料は樹脂を水に溶ける状態にする事で、シンナー・トルエンなどを使用する溶剤塗料を塗装すると発生する刺激臭を抑えて、室内環境の汚染や火災などの危険性を劇的に抑える事ができるようになりました。溶剤塗料と比べるとまだ幾分強度面で下回る部分もありますが、樹脂の種類との組み合わせで高い耐久性を保持する事も可能になり特に臭いに敏感な住宅塗装においては広く使用されるようになっています。
水性塗料と溶剤塗料の樹脂との関係性は以下の通りとなります。
■水性塗料:エマルション(樹脂が水に溶けた状態)+水+顔料+添加剤
■溶剤塗料:樹脂+溶剤(シンナー等)+添加剤+顔料
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