室内温度を2~3度低減!遮熱塗料と断熱塗料の違い

遮熱と断熱の違い0724

最近では夏場になると遮熱塗料や断熱塗料のCMを時々見かける為、温度が下がる塗料という認識を持っている方も多いかと思いますが。遮熱塗料と断熱塗料の違いやその効果についてあまりよく分からないのではないでしょうか?では実際2つの塗料の違いとその効果をご説明させて頂きます。

 

1. 遮熱塗料

まず遮熱塗料ですが、以前は種類も少なく一部メーカーが取り扱っているだけでしたが、この10年で非常に多くなり現在では殆ど全ての主な塗料メーカーが様々な遮熱塗料をリリースしており、とてもメジャーな塗料となっています。実際、どうせ塗り替えをやるのだからノーマル塗料ではなく遮熱塗料を選ばれるケースが多いです。

 

1-1. 遮熱塗料とは

遮熱というだけあって、熱を遮る働きのある塗料の事を言います。但し、注意が必要なのはこの遮熱塗料や断熱塗料の違いについて『何がどうだから遮熱(断熱)塗料』という明確な基準は実はありません。なのでメーカーで遮熱と言えば遮熱ですし、断熱と言えば断熱になってしまいます。更にいうと、基準が無いという事はどれくらいの効果(温度を下げる働き)があるから遮熱(断熱)という基準さえもありません。つまり1度低減できる塗料でも、20度低減できる塗料でも同じ遮熱塗料・断熱塗料でありそこに優劣の違いや基準はありません。当然後者の塗料を選ぶ事が高い効果を得る事ができる事となります。

 

1-2. 遮熱塗料の仕組みと効果

遮熱塗料は一般的に遮熱顔料を塗料に添加したもので、同添加材が熱源である赤外線を効率的に反射させて塗膜表面に吸収されるの熱の量を減らします。多くの塗料メーカーのサイトを見れば分かりますように、実際に一般塗料(遮熱性の無い塗料)と比べると真夏の場合、殆どの遮熱塗料が表面温度で15度~25度位変わります。この部分に関しては私の経験上でも塗料により効果の違いはあるものの実際に温度低減効果はあります。ただ、実際に反射効果として高いのは色の部分が大きいのも事実です。つまり、いくら遮熱効果のある塗料と言えども真っ黒だと白色の塗装より温度は高くなります。

 

2. 断熱塗料

遮熱塗料は熱を反射させ表面に吸収される熱量を減らす一方で、断熱塗料は反射機能に加えて、一般的に熱の伝わりを抑える事で夏は室内への熱の伝わりの抑制、冬は室外への熱逃げを抑えて保温効果があるという塗料でここが遮熱と最も違う点となります。つまり、遮熱効果も持っている塗料なので遮熱断熱塗料という呼ばれ方もします。耳にされた事もあるかもしれませんがその断熱塗料の筆頭が日進産業のガイナ塗料と言えます。

 

2-1. 断熱塗料の仕組みと効果

断熱塗料は遮熱塗料と比べて塗料の膜厚も違い、おおよそ3倍程度厚みがあり(一般塗料は0.2~0.3mm位に対して断熱塗料は0.5~1.0mm)、塗膜内部に空気層があるのが特徴です。この空気層により熱の伝わりを抑制しています(発泡スチロールなどと同じ原理です)。その効果は遮熱塗料と同じく表面温度が約15度から25度程度低減できるというものが大勢です。

 

3. 遮熱塗料と断熱塗料の違い

遮熱塗料との違いで断熱塗料が優れている点は、遮熱は反射によるところが多きいので表面が経年劣化で汚れてしまうと汚れにより黒に近くなる為、反射率が下がってしまいその効果も下がっていきます。一方で断熱塗料は空気層での温度低減(表面反射効果もある)となりますのでその効果はある程度持続します。つまり、色にのみ左右されるわけではないという点が遮熱塗料との違いになります。

また、空気層をつくり断熱効果があるという事は冬場に室内から室外への熱逃げも抑制する効果があげられます。つまり保温効果です。実際断熱塗料のメーカーサイトにも同様の事が明記されておりますがこの点につきましては経験上、熱逃げは窓からの部分が多きい為、二重窓などの対策も行わなければ体感できるほどの効果は望めないというのが一般的です。

 

3. 遮熱/断熱塗料と一般塗料との違い

さて、遮熱塗料や断熱塗料については殆どの場合温度低減効果は認められます。ただ、一般塗料と比べていくつか違いがありますので注意が必要となります。

 

3-1. 室内温度の低減は約1度~3度程度

通常塗料メーカーのカタログでは遮熱塗料も断熱塗料も一般塗料との違いにおいて表面温度(屋根や外壁の塗装面)が15度から25度下がるという表記がされています。15度~25度というとかなり涼しくなるというイメージがありますがこれは違います。実際に重要なのは屋根の表面温度ではなく室内の温度低減効果になりますが、その体感温度は大体1度~3度低減というのが大方の見方です(実際に計測した事もありますがその位です)。理由は通常屋根裏には断熱材があり少々の熱の侵入はそこで遮られ、また窓など開口部からの熱の侵入は関係なくある為です。

 

3-2. 色の違い

通常遮熱や断熱塗料は一般塗料と違い特殊な顔料を使用しますので、出せる色が限られてきます(おおよそ数十種類)。一方で一般塗料は1000色程度まで対応ができますのでこれも大きな違いです。遮熱・断熱塗料でも屋根や外壁でよく使われる色は大体どこの塗料メーカーでも可能ですがちょっと特殊な色になると対応色に入っていないケースが多いのです。それでも無理を言って対応してくれる塗装業者もいるかもしれませんがそれは大抵特殊顔料ではなく一般顔料で色出しをしますので、それでは折角の遮熱塗料の効果が落ちますので逆効果です。

 

4. まとめ

遮熱塗料と断熱塗料の最も大きな違いは冬も効果があるかどうかという事です。冬も効果があるとしているのが断熱塗料となります。夏場の効果について体感レベルでの室内温度差に関していうと個人的には両者に大きな違いはないと思われます。また、申し上げたように遮熱塗料と断熱塗料には明確な基準がない故に、中には温度低減効果が著しく低い塗料もありますので、あまり聞いたことの無い様な塗料はネット等でチェックされる事をおススメします。

どちらも温度を下げる働きはあるもののそれにより電気代をカバーするという事まではいかないのが現状です。あくまで、CO2を削減するという環境上、もしくは少しでも夏の暑さを和らげたいという方には価格も一般塗料と比べて2割高程度のものが多いのでおススメです。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。

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