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塗装の主役トップコートとは
- 2015/5/15
- 塗料(ペンキ)について
塗装には幾つかの呼び方があって、同じなのか別物なのかよく分からない場合があります。下塗りとシーラー、コーキングとシーリング、コロニアルとカラーベストなどが代表的ですが、上塗りもトップコートと言ったりします。厳密には微妙に地域などで違うケースもありますが大よそどれも職人間では同じ意味で使われているケースが殆どです。いちばん最後に塗る塗料だからトップコートという事になります。
1. 塗装のメインは全てトップコート
塗装の工程でいうと下塗り塗料を塗って、中塗り塗料を塗って最後に上塗り塗料という流れになります。中塗りと上塗りは通常同じ塗料を使用する場合が殆どですので、塗料の種類としては下塗りと上塗りで2種類となります。ただ、塗装のご提案時などに耐久性やその他の塗料の性能についてのご説明があったりしますがこれは全てトップコート(上塗り)の事となります。
1-1. 耐久性があるのはトップコートのみ
塗装でいう耐久性とは基本的に紫外線に対してどれくらい塗膜が耐えられるかという事になります。よくこの塗装は5年持ちます、10年持ちますとありますがこれはその塗装が5年程度はチョーキングが発生せず、防水効果が続きますという事です。ただ、この塗膜にチョーキングが起きないというのは全て『トップコートが』というのが前提です。
塗装を行う際は下塗りは先に行いますので、全ての下塗りはトップコートにカバーされます。ですのでもともと下塗りは耐久性が求められるものではありません。実際、トップコートを塗らずに下塗りのままで放置すると、ものにもよりますが数か月で劣化します。それほど下塗り塗料については耐久性というものは元々備わっていないものなのです。
1-2. トップコートと保証の問題
耐久性以外でも遮熱性能や断熱性能、防水性能もしく光触媒性能など様々な機能を昨今の塗料は持ち合わせていますがこれらも全てトップコートにのみ備わっている機能です。塗装の場合は大抵保証書を発行しているケースが多いですが、この保証期間についてもトップコートの耐久年数が関係しております。通常、各塗料メーカーが各トップコートの耐久年数を明記しており、例えばA塗料は15年の耐久性があると認められればその塗料を使用した場合は10年保証などという具合で決まっています。
因みに保証書については、お家などの物件では保証書を発行する塗料メーカーは少ないですので基本的に施工業者が保証書を発行しています。但し、一部の塗料メーカーでは下塗りとトップコートが塗料メーカー指定のものが使用されていればメーカー保証を出す場合もあります。
2. まとめ
因みに各塗料メーカーともトップコートのラインナップに力を入れており、下塗り塗装についてはそう多くはありません。例えば、トップコートには遮熱性のあるもの・ない物、耐久性の高いもの・一般的なもの、光沢のあるもの・ないもの、弾性が強いもの・弱いものなどがあり、これを組み合わせて複数種類のトップコートがあったりますが、下塗りはこの全てのトップコートについて1種類のみという場合もあります。
◆八尾市・羽曳野市・松原市・東大阪市・藤井寺市・柏原市・堺市、その他の大阪での外壁塗装なら是非すずらんペイントも他社様とお比べください。
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