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室内への熱侵入50%以上!ガラスに塗装して室内の暑さを防ぐ
- 2015/5/3
- 塗装工事・価格等について
最近ではガラスに塗装ができる塗料やフィルムが出てきています。屋根や外壁用の遮熱塗料という夏場に太陽光の熱を反射させて室内への熱の侵入を低下させるというものは以前からありましたが、実際室内への熱の侵入で最も大きなものは窓からの侵入が大きいです。外壁や屋根からも勿論ありますが、基本的に屋根裏外壁裏には断熱材が処理されておりますので、仮に熱が浸入してきても直で室内に届く事はありません。一方で窓に関しては勿論断熱材などありませんので直接室内に熱をこもらせます。夏場に窓の傍にいると皮膚が痛いくらいです。これを防ぐのがガラスに塗装ができる遮熱塗料やフィルムです。
1. ガラスに塗装/フィルム
室内に侵入する熱の50%以上が窓からと言われておりますのでいかに窓からの熱の侵入を遮る事が室内の温度低減につながるかわかるかと思います。そこで最近ではガラスに塗装するものとフィルムタイプのものがありますがそれぞれメリットデメリットご紹介します。
1-1. ガラスに塗装する塗料とフィルムの比較
①単価
価格についてはガラスに塗装するタイプもフィルムタイプも非常に値幅が大きいのですが、一般的にフィルムの方が高いです。ガラス塗装タイプで8000円/㎡程度、ガラスフィルムタイプですと13000円/㎡程度が相場になります。
②美観性
綺麗に仕上げられるのはフィルムタイプと言えます。ただ、施工が難しくフィルムとガラスの間に空気が入ったり専用の機械が必要な場合もありますのでDIYでは難しいです。一方で、ガラスに塗装するタイプは施工は比較的簡単なものもあり、DIYで行えるものもあります。但し、どうしても施工をしてから乾くまでの時間がありますので、その間に空中の埃などが塗装面に付着します。少し離れてみれば問題ないですが30cmとか近くから見ると埃がついているのがわかります。
③耐久性
長持ち度でいうとガラスに塗装するタイプの方が高いと言えます。ガラスフィルムタイプは10年程、塗装タイプは15年程の耐久性があるものが多いです(が、まだ新しい商品なので実際はもう少し検証が必要かもしれません)。また、網入りガラスなどに施工をした場合はどちらのタイプでも割れてしまう恐れが高いです。
④効果
実際の温度を低減させる効果はどちらに優劣もないかと思います(タイプというより商品ごとでのピンキリはありますが)。実際ガラスに塗装やフィルムを施工をした後のガラスそばで太陽熱を浴びても明らかに暑さは低減しています。また、熱を遮る効果と共に熱を室内にこもらせる断熱の効果もあるタイプがあります。
冬場は室内が温かくなり、室外が寒い為熱が冷たいガラス窓から逃げようとしますが、これらを施工しておくと熱をガラスに蓄熱する事である程度ガラスが温かくなります。これによりガラスに結露が付く事もなく、外部への熱逃げも低減できるという仕組みです。
2. まとめ
最近では大手ファミリーチェーンなどでもガラスに遮熱塗装を導入されているケースも多いです。個人的にはフィルムよりも塗装タイプの方がよく見ます(塗装タイプはガラスをよく見ると若干湾曲していますのでスグわかります)。体感もしやすく効果があるのはスグわかります。但し、室内全体の温度をどれくらい下げられるのかははっきりと申し上げる事は難しいかと思います(枚数などにもよりますので)。あくまで窓の傍が居間で夏場の暑さをなんとかしたい等であれば非常に効果的だと言えます。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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