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防カビ塗装で外壁の黒や緑の変色を防ぐ!
- 2015/5/3
- 塗料(ペンキ)について, 塗装工事・価格等について
大阪でも東大阪や八尾の山の手の方に行くと外壁にアオカビが繁殖していて一面緑色や黒色に染まっている事があります。カビは見た目だけでなくひどい場合は喘息などの原因になることもあるようなので、防カビ塗装をおススメしています。但し、防カビ塗装にも物により効きが良いもの悪いものがありますので注意が必要です。
1. 防カビ塗装とは
防カビ塗装ではなく、一般の塗料を外壁に塗装しても実は一定の防カビ効果はあります。これは塗料に入っている防腐剤などの添加剤がその役割を担っているからです。ただ、対応できるカビの菌種や効き目の長さは短くしっかりと防カビ効果を発揮するには防カビ塗料にて塗装する必要があります。
防カビ塗装は一般的にカビを死滅させる防カビ剤をノーマルの塗料缶の中に添加しよく撹拌したものを塗布します。但し気を付けなければいけないのは、各メーカーの防カビ塗装の効果には明かな差がありますのでその防カビ塗装が何種類の菌に対応し、どれくらいの期間効き目があるのかは確認するべきです。
例えばある防カビ塗装では30種しか効かないのに、ある塗料は300種に効くものもあります。だからと言って300種に聞くものが倍も金額が高いとかという事でもなく金額も殆ど変わらない場合もあります。
また一般的に防カビ塗装は添加した防カビ剤を少しずつ塗膜内から溶出して効果を持続させますので、防カビ剤が液体タイプのものだと溶出量が多くなる為、効果が短くなり、紛体タイプだと少しずつ溶出するので効果が長く持続するものが多いです(液体だとドンドン流れ出てしまいますが、紛体だと流れ出にくい為)。
2. まとめ
防カビ塗装をしたけど半年でまたカビが発生してきたなどの話を聞く事もあります。ただ残念ながら防カビ塗装で塗ったので効果が仮に余りなかったとしても、保証の対象にはおそらくどこの業者でもなりません(あくまで保証については、耐久性や施工によるもの(剥離や膨れ)に限られます)。
上記で述べたように防カビ塗装の対応菌数が極端に少ないもの(10数種類)や効果の持続性に欠けるものも中にはありますので事前に確認しましょう。また、当然ながら前提条件として既存の外壁に付着しているカビをしっかりと除去して施工を行わないと下地からカビが発生し塗膜を突き破ってくるような事例もありますのでカビの発生具合によって高圧水洗浄だけでなくカビ処理剤を噴霧して死滅させる必要があります。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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