- Home
- 塗装は乾燥時間が大事!手が早い業者はむしろ危ない
塗装は乾燥時間が大事!手が早い業者はむしろ危ない
- 2015/6/26
- 塗装工事・価格等について
塗装をしても乾燥時間を守らなければ何の意味もありません。という程にしっかりと乾燥時間を置くという事は塗装にとって大切な事です。塗装を行う時は『高圧洗浄→乾燥→下塗り→乾燥→中塗り→乾燥→上塗り→乾燥』で完成となります。住宅の塗装については現在多くが水性塗料となっています。水性塗料の半分は水となりますので水分が残っていては塗料であり塗装ではありません。仮に乾燥がしっかりしていない状態で上記の塗装工程を続けていくと全てが半乾きとなり塗料としてはなんともできそこないの状態で仕上がってしまいます。
1. 塗装の乾燥時間はカタログで
塗装の乾燥時間は各製品カタログにしっかりと明記されています。以下日本ペイントの塗料の工程ですが真ん中にある塗り重ね乾燥時間(23℃)がそれにあたります。つまり以下の場合では『下塗りの場合では次の工程である上塗りの1回目を塗る前には23℃以上の外気温の状態で4時間以上の乾燥を行わないといけませんよ』という意味となります。
2. まとめ
よく施工業者によってはパッパパッパと塗っていき作業がものすごく速いな~と思われるようなところもありますが、これは完全に間違いです。この意図は完全に早く仕事を終わらせて次の現場に移りたいというだけでとても誉められた施工の状態とは言えません。夏場はかなり気温も上がりますので下塗り後2時間もすれば次工程に移る事も可能ですが、冬場になるとまず間違いなく一日一工程しか行えません。
塗装においては人を多く現場に投入したからと言って早く仕事を完成させられるものでは無く、ある程度塗装を良い状態で順番に仕上げていくには乾燥時間をとって施工をする事が何よりも大切です。これで『ウチは職人も慣れてて腕もあるので7-8日もあれば施工を終えられます』というような業者はウソという事がわかると思います。塗装においてはスピードはむしろ危ないのです。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。キットお役に立てる・・・はず。
HPをお気に入りに追加