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絶対に守る事は3つ!塗装のコツ
- 2015/5/16
- 塗装工事・価格等について
最近ではホームセンターなどでも色々な種類の塗料が出てきており、ちょっとした塗装であれば自分でやる所謂DIYも流行ってきています。こまめにお家を見る習慣が少しずつでもついてきているのはとっても良いことだと思います。塗料も水性化が進んでおり希釈も水でできる事から比較的簡単にできるかと思います。そこで少し塗装のコツについてご紹介します。DIY塗装についてはDIY塗装をやる前に知っておきたい事をご参考下さい。
1. 塗装のコツ
細かい事をいうとキリがありませので、ここでは塗装の機能を出すために必ず気を付けなければならない事についてご紹介致します。それは、①高圧水洗浄②塗布量③乾燥時間です。
1-1. 高圧水洗浄
塗装を上手に行うコツの基本ですが、下地を綺麗にする事です。いくら表面を綺麗にしても下地がしっかりしていなければ最終的にボロがでるというのは全てに共通する事だと思います。塗装をするケースにもよりますがホースや雑巾などでのふき取りではやはり十分とは言えません。というのも表面のゴミなどを洗い落とすのは勿論ですが、下地にくっついている古い塗膜も極力とれそうなもの(密着性の弱っているもの)は取ってしまう事が必要だからです。これが残っていると折角新しく塗装をしても旧塗膜ごと剥がれてしまう可能性も出てくるからです。最低でも市販の洗浄機などで行うことをお勧めします。
実際、職人が施工を行う時も洗浄には十分注意を払って行い基本的には丸々1日かけて洗浄を行います。また、気温にもよりますが洗浄を行ったあとは十分に乾かす事がコツです。表面上は乾いていますが内部に水が溜まっている事も多く、丸一日置く方が良いでしょう。仮に水が内部にたまったまま施工をしてしまうと、剥離・膨れ・カビの発生の原因にもなってきます。さらに詳しくは『高圧水洗浄をしなければならない理由』をご参照ください。
1-2. 塗布量
次の塗装のコツは塗布量です。各塗料製品にはそれぞと塗布量というのが定められています。つまり、このA塗料は1㎡当りに〇kgの塗料を塗る事という決まりがあります。以下を見てもらうと分かりますが、下塗りは1㎡当りで0.15~0.25kgを塗る必要があるという事になります。勿論、1㎡ごとに0.25kgと図ることはできませんので、塗る面積を先に計算してそこから必要な量を割り出し、準備した塗料を塗りきるという形になります。同塗布量についてはカタログや仕様書というものに明記されておりますので十分確認して施工を行う事が大切です。
塗布量は多すぎても少なすぎてもいけません。多く塗ればその分耐久性が増すというものでもありませんので規定通り塗装する事がコツです。因みに、上記の下塗りを200㎡塗る場合の計算は以下の通りです。
例:200㎡x0.15~0.25=30~50(つまり30~50kgが必要となります)
塗料缶は通常16kg缶となりますので(製品により異なります)
30~50kg÷16kg=1.8~3.1缶
以上の通りとなり2缶~3缶が必要となり、それを塗りきるという事となります。
基準塗布量通り塗る事で最適な膜厚を確保でき耐久性が保持できます。塗膜の厚みについては『塗装の厚みはどれくらい?』をご参照ください。
1-3. 乾燥時間
最後に塗装で失敗しないコツは、必ず乾燥時間を守るという事です。先ほどの高圧洗浄での乾燥も同じですが、水性塗料も半分は水です。水を乾燥させて塗膜を形成するので、乾燥が不十分なままに施工を行うと不良施工となり施工後に不具合が発生する恐れが高まりますので十分乾燥時間を取るのコツです。
乾燥時間についても上記の仕様書に明記されています。同じく下塗りでいうと3時間以上1日以内とあります。つまり最低でも3時間は乾燥時間を取ってくださいという事です。ここで注意が必要なのが乾燥時間の下に『23℃』とあります。つまり、外気温が23℃の時に3時間以上の乾燥時間を取りましょうという事ですので、当然ながら気温がそれよりも低い場合はそれ以上に乾燥時間がかかります。因みに外気温が5度~10度以下になると基本的に施工が行えません(塗料メーカーによる)のでご注意ください。
2. まとめ
塗装で失敗をしないコツは基本的には以上の3つとなります。逆に言うとここを守らなければかなり高い確率で失敗すると言えます。特に、塗布量や乾燥時間については感覚で行ってしまいそうな部分でもありますが、塗布量が少なければ耐久性が落ちますし乾燥が不十分であれば仕上がりが汚くなったり剥離の原因にもなります。この他にも、外壁塗装をする前の知っておくべき塗料や塗装についてを色々まとめていますのでご参照ください。
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